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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第3章 俺様男子

地図を見ると、このへんのはずだけど…


どんなに裕福でも、1人暮らしなんだからマンションの一室とかだろうな。


…なんて想像してたのに。


地図に記された×印と、いま目の前にある光景。

んーと…いまあたしの目に映ってるのって、お屋敷だよね?

でも1人暮らしの家なんだから、屋敷に住む必要はないよね?


……………



なんだよコレ!?


どこが玄関がわからないくらいの数の綺麗な扉たちが並んでるし、1人暮らしには必要ない庭まであるし!


これはもう家族で住めるよ!


平凡なあたしには到底理解不能な豪邸っぷりに、あたしは立ち尽くすことしかできなかった。


「こ、ここで働くの…?あたし……」


もうすでに前途多難って感じ。

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