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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第3章 俺様男子

執事の方かな?なんて思い、あたしは彼に話しかけた。


「あの…今日からお手伝いとしてアルバイトすることになりました、小鳥遊心乃と言います」


ぺこっと一礼すると、彼はくすっと口角を上げて笑った。


そしてどんどんあたしの方に歩いてきて、最後にはあたしの顔を覗き込むように見つめてきた。


目の前にある彼の顔にはニキビなんてひとつもなく綺麗な肌で、あたしを見る瞳は王子様みたいにキラキラしてる。


そ、そんな顔を近くでされると……



ドキドキが止まらないんですけど!!


「あ、あの……ひゃっ!」


なんとか離れようとうしろへ後ずさるけど、今度はあたしの腰に手を回してがっちりと動けないようにされた。


な、なんなのこの人っ。


「はっ、離し…「写真よりはマシな顔だな」」


…………あ?

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