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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第3章 俺様男子

あたし的に

お手伝い→掃除洗濯などの家事

メイド→掃除洗濯などの家事+ご主人様のお世話❤︎

…ってイメージなんですけど。


この2つ、相当違うけど?


「あ、あの…ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか」


さっきよりも丁寧に声をかけたあたし。これなら命令じゃないよね!


「なんだ」


つんっとした返事をする彼。
むぅ。丁寧に言ってもだめか。


「先程、“メイド”とおっしゃってましたけど…わたしのアルバイト内容って“お手伝い”ですよね?」


恐る恐る聞いてみると、もともと機嫌が悪そうだった彼の顔がもっと歪んでいる。

ひえぇっ。


「お前、バカか?」


ぐいっと腰を押されたあたしは、強制的に彼の顔に近づく形に。

その距離、約3cm。


「あああの…顔が近…」

「お前の仕事は、この屋敷の家事だけじゃない。




俺の命令にすべて従うメイドなんだからな」


今日で何度目の思考停止だろう。

この人、たぶん…いや絶対。
おかしいでしょ!!!

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