テキストサイズ

甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第19章 知らない雅の姿

《あのさ、


俺の大学、見に来ない?》


あまりに突然すぎて、あたしはしばらくだんまりしてしまったけど。


「だ、大学っ!?」


耳がキーンて鳴るくらいの声が出てしまい、電話越しに雅がキレてるのがわかる。


《お前なぁ…

まだ高2だけどさ、大学見てみるのもいいかなって。今日土曜だから人あんまいねーし》


そうだ。


あたし、来年には受験生になるんだよなぁ…

いま10月だから…


よく考えたら、大学見学も必要な時期だよね。


「うん、いくっ」


《じゃあいまから電車乗ってこないだの駅来いよ。

駅まで迎え来てやる》


じゃーな、と言って電話は切れた。


大学見学なんて行ったことないから、すっごく楽しみっ!!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ