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甘恋〜こ、こんなのあり?〜

第19章 知らない雅の姿

「陸ーっ!

これから雅の大学見に行ってくるね!」


言いながら屋敷の外で走り去るあたしを、陸は「はぁ!?」って言いながら見届けた…




前にも大学の最寄りまで雅を迎えに来たことがある。

あのときは、遊園地に行ったんだっけ…


お化け屋敷怖かったけど、雅が守ってくれて嬉しかったなぁ…


そんな思い出に浸りながら、あたしは雅の待つ駅へ到着した。


改札の前にある大きな柱に1人たたずむ、雅の姿。


ああ、前回と同様だけどサマになってる。


「雅!お待たせ」


あたしに気付いた雅は、じーっとこちらを見つめてる。


あれ、変なかっこだったかな?

ちなみに今日は珍しくワンピースのあたし。


寒さは少し我慢して、ね!


「今日はちゃんとめかしこんだのか…?

いつもよりマシに見える」


…おいっ!


俺様復活か?

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