
甘恋〜こ、こんなのあり?〜
第22章 真相と決意
「でも…彼、正直な気持ちを伝えてくれた。それだけで…とても嬉しかったの。
だって、ちゃんとわたしと向き合ってくれた証拠でしょう?」
お姉ちゃんのこういうとこ、すごいなって思う。
プラスに考えて、改善していこうとする力。
「そうだね。お姉ちゃんが諦めないでその人のこと思い続ければ、きっと届くよ!」
「ふふ、ありがとう千晶。でも…彼が大学を卒業するまでは自由にさせてくれと頼まれて…
いまとても歯がゆいわ。
もっと話したいのに、親しくなりたいのに。
どうやら彼、他に付き合ってる子がいるみたいなのよ…」
は?
お姉ちゃんがいるのに、他に女がいる?
そんなの許せない。
お姉ちゃんは朝川家のしきたりを自分の運命として受け入れてるというのに、相手の人はそれができないの?
あたしもわがままだけど、その人はもっとわがままに違いないわね。
「なにそれ、そんなのおかしいよ!
お姉ちゃんとの結婚断っておいて…卒業するまで待ってくれ?
待ってるお姉ちゃんの気持ち考えなさいよって感じ!お姉ちゃんもそれでいいの?」
怒ったように詰め寄ると、お姉ちゃんは寂しい笑みを残した。
だって、ちゃんとわたしと向き合ってくれた証拠でしょう?」
お姉ちゃんのこういうとこ、すごいなって思う。
プラスに考えて、改善していこうとする力。
「そうだね。お姉ちゃんが諦めないでその人のこと思い続ければ、きっと届くよ!」
「ふふ、ありがとう千晶。でも…彼が大学を卒業するまでは自由にさせてくれと頼まれて…
いまとても歯がゆいわ。
もっと話したいのに、親しくなりたいのに。
どうやら彼、他に付き合ってる子がいるみたいなのよ…」
は?
お姉ちゃんがいるのに、他に女がいる?
そんなの許せない。
お姉ちゃんは朝川家のしきたりを自分の運命として受け入れてるというのに、相手の人はそれができないの?
あたしもわがままだけど、その人はもっとわがままに違いないわね。
「なにそれ、そんなのおかしいよ!
お姉ちゃんとの結婚断っておいて…卒業するまで待ってくれ?
待ってるお姉ちゃんの気持ち考えなさいよって感じ!お姉ちゃんもそれでいいの?」
怒ったように詰め寄ると、お姉ちゃんは寂しい笑みを残した。
