甘恋〜こ、こんなのあり?〜
第8章 天然くんの瑠衣
「まーたため息ついてる、先輩ってば」
「ひょわっ」
パソコンと見つめあっているあたしの目の前に入ってきたのは大きな目をぱちぱちしてる瑠衣の姿。
か、顔が近い…
瑠衣はあたしがドキドキしてることに気付いてないのか、にっこりと笑顔であたしを見つめ続けてる。
可愛い生き物め…
「だって…話が思い浮かばないんだもん」
言い訳のように口を尖らせるあたし。
「今回はどんなもの書きたいんですか?」
そう。
なにかを“書く”と言っても、分類がいくつかあるわけで。
例えば、普段の何気ない気持ちを詩とかポエムにして書くパターン。
あとは架空の話を作って物語を綴る小説。
毎日の日記を書くとかね。
色々種類がある中で、あたしがなにに悩んでいるのかというと……
「そもそも、なにを書くか決めてないんだよねぇ…」
そう。
まだどの書き方にするかさえも考えていない。
このままじゃ、なんにも進まないのはわかってるんだけど…
何度目になるかわからないため息、ひとつ。
「ひょわっ」
パソコンと見つめあっているあたしの目の前に入ってきたのは大きな目をぱちぱちしてる瑠衣の姿。
か、顔が近い…
瑠衣はあたしがドキドキしてることに気付いてないのか、にっこりと笑顔であたしを見つめ続けてる。
可愛い生き物め…
「だって…話が思い浮かばないんだもん」
言い訳のように口を尖らせるあたし。
「今回はどんなもの書きたいんですか?」
そう。
なにかを“書く”と言っても、分類がいくつかあるわけで。
例えば、普段の何気ない気持ちを詩とかポエムにして書くパターン。
あとは架空の話を作って物語を綴る小説。
毎日の日記を書くとかね。
色々種類がある中で、あたしがなにに悩んでいるのかというと……
「そもそも、なにを書くか決めてないんだよねぇ…」
そう。
まだどの書き方にするかさえも考えていない。
このままじゃ、なんにも進まないのはわかってるんだけど…
何度目になるかわからないため息、ひとつ。