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後輩に当たり前のことを気付かされるなんて、あたしどんだけバカなの…


雅がいつもバカバカ言うのが否定できないなって感じた。


「そうだよね…うん！
瑠衣、ありがとっ。あたしすっかり忘れてたよ」


「？
なにをですか？」


たいしたことを言ったつもりじゃなかった瑠衣は、きょとんと目をまんまるくしてる。


このきょとん顏が他の女の子たちを悩殺してるって気付いてないんだろうなぁ…


「自分の素直な想いを書くこと、すっかり忘れてたの。でも瑠衣のおかげで改めて気付かされたよ！
ありがとねっ」


Vサインをしながらお礼を言うと、瑠衣も笑顔でVサインを返してくれた。


「なんだかわかんないけど、役に立ててよかったですっ」


大きな瞳が笑顔で少しだけ小さくなるけど、それでも目はぱっちりしていて。

いつも胸キュンさせられる。