
陽だまりの仮面 -嘘-
第7章 夕陽と泪味
1人、突如課せられるかもしれない“罰ゲーム発言”にドギマギしてるあたしの隣りで
涼しい顔して、何事もなかったかのようにまた、夕陽照らす空へと視線を戻す花木君。
夕陽にほんの少しだけ赤く照らされる花木君の横顔が何だか綺麗で
ちょっぴり見惚れてしまう。
「琉愛」
「は、はい?!」
「僕の顔をそんなに見ても、外れたら罰ゲームですよ」
「………。」
な、何だか今日、花木君キャラ変わってないですか?!
はぁ……。
あたしは花木君から視線を反らして、腕を組み
THE 考える人。
正直、花木君が読んでる本って知らないんだよねー。
何が好きかなんて話した事もないし、
今まで読書ばかりしてる所を見て来たけれど、1度たりとも
『ねぇ、何読んでるの?』
なんて質問したことないんだから。
当然、花木君が好きな本情報なんてあたしの耳に入ってくるわけもないし。
ぁぁ……
図書委員してるんだから、花木君が借りてる本チェックしとけば良かった…。
悔やまれる瞬間。
涼しい顔して、何事もなかったかのようにまた、夕陽照らす空へと視線を戻す花木君。
夕陽にほんの少しだけ赤く照らされる花木君の横顔が何だか綺麗で
ちょっぴり見惚れてしまう。
「琉愛」
「は、はい?!」
「僕の顔をそんなに見ても、外れたら罰ゲームですよ」
「………。」
な、何だか今日、花木君キャラ変わってないですか?!
はぁ……。
あたしは花木君から視線を反らして、腕を組み
THE 考える人。
正直、花木君が読んでる本って知らないんだよねー。
何が好きかなんて話した事もないし、
今まで読書ばかりしてる所を見て来たけれど、1度たりとも
『ねぇ、何読んでるの?』
なんて質問したことないんだから。
当然、花木君が好きな本情報なんてあたしの耳に入ってくるわけもないし。
ぁぁ……
図書委員してるんだから、花木君が借りてる本チェックしとけば良かった…。
悔やまれる瞬間。
