
陽だまりの仮面 -嘘-
第8章 夕陽と泪味 ②
不思議で仕方がないという眼差しで花木君を見ると、あたしとはどうやら真逆の
全然、不思議でもなんでもないといった眼差しであたしを見てる風で。
「そんな簡単な事、聞きますか?」
「?」
「有り得ないからですよ」
「………え?」
有り得ないって…?
さっぱり言ってる意味が分からず首を傾げるあたし。
「僕との約束を勝手に琉愛は破らないでしょう?
だから、ここに居ると疑わなかっただけです」
「花木君……」
「でも、」
「??」
「僕が遅くなってしまったから今回のような事になってしまったのですから、琉愛には謝らなきゃですよね」
「そんな事……!」
「嫌な思い、させましたね」
とっても優しい声色で、“琉愛、すみませんでした”と言いながら
優しく微笑しながらあたしの頭をそっと撫でる花木君。
その優しさが凄く嬉しくて。
凄く凄く温かくて。
何だか胸が凄く詰まって
あたしは首を左右に振るのが精一杯。
全然、不思議でもなんでもないといった眼差しであたしを見てる風で。
「そんな簡単な事、聞きますか?」
「?」
「有り得ないからですよ」
「………え?」
有り得ないって…?
さっぱり言ってる意味が分からず首を傾げるあたし。
「僕との約束を勝手に琉愛は破らないでしょう?
だから、ここに居ると疑わなかっただけです」
「花木君……」
「でも、」
「??」
「僕が遅くなってしまったから今回のような事になってしまったのですから、琉愛には謝らなきゃですよね」
「そんな事……!」
「嫌な思い、させましたね」
とっても優しい声色で、“琉愛、すみませんでした”と言いながら
優しく微笑しながらあたしの頭をそっと撫でる花木君。
その優しさが凄く嬉しくて。
凄く凄く温かくて。
何だか胸が凄く詰まって
あたしは首を左右に振るのが精一杯。
