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陽だまりの仮面 -嘘-

第10章 初デート

結局。


『まっ、あんた可愛いんだから何でもいいんじゃん?』


なんて、投げやり的な発言に最終的に変わり、敢え無く終了。



そんな砂羽とのファミレス談義の帰り路。


すっごく自分でも分かるくらい心がウキウキと踊ってて。

気を抜くとニヤけてしまう、あたしの顔。



≪明日10時に時計台で≫



まさか、そんな返事が来るなんて本気で思ってなくて。

まさか、砂羽のメールに快諾本文が送られてくるなんて予想外で。

砂羽の行動も、花木君のメールも全てにおいて想定外で。


まさかの、デート。

まさかの、あの花木君との、デート。


すっごくドキドキしてるけれど

すっごくバクバクしちゃってるけれど



でも、凄く嬉しいのは確かで。



家に帰るまで、何度も零れてしまった





『えへへへッ』





喜びの、笑み。



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