
陽だまりの仮面 -嘘-
第10章 初デート
ベッドに寝転んだまま、携帯を手に取り
もう、幾度と見ただろう……
花木君からの返信メールを開く。
暗記するほどもない短い本文だけれど、それでも何度も見てしまうくらい花木君からのメールが嬉しくて。
メールを見ながら、やっぱりあたしの顔はニンマリ笑顔。
そっとメールの画面を指で触れてみれば、どこを触れてしまったのか
≪本文、削除しますか?≫
なんて、意に反した文字が画面に映し出され
「わわわわっ!!!!」
一気にテンパる。
急いで≪いいえ≫にタップして、間違えて削除してしまわないように
花木君から届いたメールが消えてしまわないように
≪保護しますか?≫
≪はい≫
初めて、花木君からデートOKのメールが届いた記念。
花木君からの“言葉”をあたしの携帯の中から消えないように、保護。
ただ、保護しただけなのに、それでさえも嬉しくて。
あたしの携帯の中に花木君のアドレスが入った時でも凄く嬉しかったのに
花木君からの言葉が入ってる。
ただそれだけで、何の変哲もないスマホだけど愛しく思えて
スマホを胸に抱き締めて、思わず両足をバタバタさせ大興奮。
―――――と、その時。
もう、幾度と見ただろう……
花木君からの返信メールを開く。
暗記するほどもない短い本文だけれど、それでも何度も見てしまうくらい花木君からのメールが嬉しくて。
メールを見ながら、やっぱりあたしの顔はニンマリ笑顔。
そっとメールの画面を指で触れてみれば、どこを触れてしまったのか
≪本文、削除しますか?≫
なんて、意に反した文字が画面に映し出され
「わわわわっ!!!!」
一気にテンパる。
急いで≪いいえ≫にタップして、間違えて削除してしまわないように
花木君から届いたメールが消えてしまわないように
≪保護しますか?≫
≪はい≫
初めて、花木君からデートOKのメールが届いた記念。
花木君からの“言葉”をあたしの携帯の中から消えないように、保護。
ただ、保護しただけなのに、それでさえも嬉しくて。
あたしの携帯の中に花木君のアドレスが入った時でも凄く嬉しかったのに
花木君からの言葉が入ってる。
ただそれだけで、何の変哲もないスマホだけど愛しく思えて
スマホを胸に抱き締めて、思わず両足をバタバタさせ大興奮。
―――――と、その時。
