
陽だまりの仮面 -嘘-
第10章 初デート
「はいはい!!もう定規も取ったし用事はないでしょ!?」
「え?まだ居てもいいじゃん!」
ベッドから立ち上がり、椅子に座ってる悠希の両腕を引っ張ろうとすれば、ダダを捏ねる子供のように拒否る悠希。
「もう!あたしも忙しいんだから!
悠希に付き合ってらんないの!」
そんな悠希を無理矢理立たせ
「お、おいっ!」
「はい!出てった!出てった!」
それでも尚、部屋から出ていくまいと抵抗してみせる悠希の背中をグイグイと押して
「彼氏とかダメだか…」
バタン‼
「ハァ……」
悠希、無事退室。
ったく……。
彼氏がダメって…
あたしの歳は彼氏の1人や2人居るっつーの。
…でも。
明日の事、悠希にバレなくて良かったぁ…。
思わずホッとつく息が、悠希が居なくなって平和になった空間に
静かに響き渡った。
「え?まだ居てもいいじゃん!」
ベッドから立ち上がり、椅子に座ってる悠希の両腕を引っ張ろうとすれば、ダダを捏ねる子供のように拒否る悠希。
「もう!あたしも忙しいんだから!
悠希に付き合ってらんないの!」
そんな悠希を無理矢理立たせ
「お、おいっ!」
「はい!出てった!出てった!」
それでも尚、部屋から出ていくまいと抵抗してみせる悠希の背中をグイグイと押して
「彼氏とかダメだか…」
バタン‼
「ハァ……」
悠希、無事退室。
ったく……。
彼氏がダメって…
あたしの歳は彼氏の1人や2人居るっつーの。
…でも。
明日の事、悠希にバレなくて良かったぁ…。
思わずホッとつく息が、悠希が居なくなって平和になった空間に
静かに響き渡った。
