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陽だまりの仮面 -嘘-

第10章 初デート

「ったく……。」


悠希もさっさと彼女作ってしまえばいいのに。


………って。


悠希“も”って、あたしはまだ彼女じゃない癖に。


なんて自分自身にツッコみながら、再びベッドに寝転がり

明日の事を考える。


明日…マジで何着て行こう…。

砂羽はスカートで行けと言ったけれど、“うわっ!すんげー気合い!!”とか思われないかな…。

でも、かと言ってジーンズで行くと砂羽が言ってたように“なんだこいつ。ヤル気無しかよ”って思われるのかな…。


くそっ!
まさかこんなタイミングでデートなんて思ってなかったから完全なる勉強不足だ!

こんな事なら、もっと早くから雑誌とか読み漁って勉強しておくべきだった…。

初デートマニュアル…。

こうなったらググッてみるか…



なんて色々明日について頭をフル回転させながら考えてると


♪~♪~


メール着信音が。

携帯を手に取り、メールを開くと。






≪いい?!絶対スカートだかんね!!≫






………。







こいつは…



マジでエスパーか??





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