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陽だまりの仮面 -嘘-

第10章 初デート

メール送信者は、砂羽。

相変わらず、デート=スカートという概念を押し付けてくる。


……けど。


絶対的に男性経験は砂羽の方が上の上の、そのまた上なわけで。

彼氏居ない歴ずっとのあたしと、彼氏居ない歴たかだか1ヶ月の砂羽とは

こういう時、どうしたらいいかなんて事良く分かってるのはどっち?

なんて分かりきってるに等しい。


考えても分からないんだもんね。

ここは、砂羽の意見に大人しく従っておこうかな。


“あんた、制服のスカートなのに何でスカートに躊躇すんのか意味不明!”


この言葉も一理あるし。


うんうん。と1人ベッドに寝転んだ状態で納得して



≪分かった!≫



砂羽に一言だけ返信。


どのスカート履いて行こうかなぁ…


なんてドキドキしながら、頭の中で色々な服装をイメージしてるうちに




あたしは意識を手放した。







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