
陽だまりの仮面 -嘘-
第10章 初デート
「まだ、かくれんぼしてますか?」
あれなら付き合いますよ?って意地悪気に含み笑いしながら言う花木君に
「もう、やらないし!」
真っ赤な顔でふんっとしてみせると、
「奇遇ですね」
「え?」
「僕も、そろそろ公園から出たいと思ってたんで。」
そう言ってニコリと眼鏡の奥の瞳を細めニコリと笑う花木君に
ドキッ
あたしの心はときめいてしまって。
ちょっと意地悪気だった花木君の事なんて簡単に許してしまってて。
「じゃぁ、行きましょうか。
琉愛。」
自然に、当たり前のようにあたしの名前を呼びながらスッと左手を差し出す花木君の手を
「………うん!」
ドキドキしながら、右手でそっと握ると、ギュッと強く握られ伝わる温もりに
ドキドキ感はハンパないんだけれど、それと同時に湧き起こる幸福感。
「どこ行きたいですか?」
「花木君に任せるよッ♪」
「本屋」
「うん!」
単純なあたしの顔は、満面の笑み。
あれなら付き合いますよ?って意地悪気に含み笑いしながら言う花木君に
「もう、やらないし!」
真っ赤な顔でふんっとしてみせると、
「奇遇ですね」
「え?」
「僕も、そろそろ公園から出たいと思ってたんで。」
そう言ってニコリと眼鏡の奥の瞳を細めニコリと笑う花木君に
ドキッ
あたしの心はときめいてしまって。
ちょっと意地悪気だった花木君の事なんて簡単に許してしまってて。
「じゃぁ、行きましょうか。
琉愛。」
自然に、当たり前のようにあたしの名前を呼びながらスッと左手を差し出す花木君の手を
「………うん!」
ドキドキしながら、右手でそっと握ると、ギュッと強く握られ伝わる温もりに
ドキドキ感はハンパないんだけれど、それと同時に湧き起こる幸福感。
「どこ行きたいですか?」
「花木君に任せるよッ♪」
「本屋」
「うん!」
単純なあたしの顔は、満面の笑み。
