
陽だまりの仮面 -嘘-
第10章 初デート
普段。
花木君はあたしの右隣りに居るのが普通で。
横顔をチラ見するとか
最近は、横顔を見上げるとか。
そういう、シチュエーションがあたしの中で普通だったけれど
――――今は、違う。
むむむ、向き合って座るとか…
これってどうなの?!
真正面に当然座る花木君を直視することも出来ず
尚且つ、自分の顔の位置をどうすればいいのかも分からず取り敢えず俯くあたし。
その間も、ドキドキドキドキと無駄に緊張し鼓動する心臓。
チラリとこっそり気味に花木君を見上げれば
~~~~~~ッ‼‼
目が合ってしまい、どうしていいのか分からず
「あは…あははは……」
意味の分からない
必殺。笑って誤魔化し。
人って、好きな人と初めて向き合う時…
どんな対応してるんだろう…。
砂羽にこういう時の対処法聞いて置けばよかった!!
なんて1人、頭のなかで勉強不足を後悔してるあたしに
「琉愛はトマトソースが好きなんですか?」
「へ?!」
花木君はいつもの通りの声色で質問。
「パスタ、トマトソース系でしたよね?」
クスッと目を細め微笑する花木君に
ドキッ
と胸が弾む。
花木君はあたしの右隣りに居るのが普通で。
横顔をチラ見するとか
最近は、横顔を見上げるとか。
そういう、シチュエーションがあたしの中で普通だったけれど
――――今は、違う。
むむむ、向き合って座るとか…
これってどうなの?!
真正面に当然座る花木君を直視することも出来ず
尚且つ、自分の顔の位置をどうすればいいのかも分からず取り敢えず俯くあたし。
その間も、ドキドキドキドキと無駄に緊張し鼓動する心臓。
チラリとこっそり気味に花木君を見上げれば
~~~~~~ッ‼‼
目が合ってしまい、どうしていいのか分からず
「あは…あははは……」
意味の分からない
必殺。笑って誤魔化し。
人って、好きな人と初めて向き合う時…
どんな対応してるんだろう…。
砂羽にこういう時の対処法聞いて置けばよかった!!
なんて1人、頭のなかで勉強不足を後悔してるあたしに
「琉愛はトマトソースが好きなんですか?」
「へ?!」
花木君はいつもの通りの声色で質問。
「パスタ、トマトソース系でしたよね?」
クスッと目を細め微笑する花木君に
ドキッ
と胸が弾む。
