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―――――え……？！



突如、聴こえて来た声に、クソ木山に向けようとした言葉をグッと呑み込む。


と、同時に心臓がバクバク音を立てて激しく動揺する。





…この…声って………





あたしは目を見開いたまま、声の方向に振り向く事が出来ずフリーズ状態。


そんなあたしを飛び越えて、クソ木山が声の主に言葉を投げた。



「誰、あんた」


「君に名乗る必要はどこにも無いと思うんですが？」



そう言いながらも、段々近付く声に

更にあたしの心臓が震える。



「は？てか、琉愛ちゃんは俺と今日一緒に帰る約束を…「してないんでしょう？」


「……はっ？」


「彼女は今日、僕と一緒に帰る約束をしてたので君とは約束していないはずですよ？」



そう言う声は、あたしの直ぐ真後ろで聴こえて来て。

声の主が直ぐ後ろに居ると思うだけで、心臓が口から出そうなくらいバクバクしちゃって。

ここは、後ろ振り返るべきかどうするべきか…




どどどどど、どうしよう…！