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「琉愛……？」


「あ…ごめん！」



なかなか応答しないあたしに不思議だと思ったのか、少し怪訝そうな声色に変わった花木君に焦って応答。




「何か邪魔しちゃいましたか？」



「ううん、何もしてなかったし」



「そうですか。

じゃぁ、今からちょっと出られますか？」



「え？！」



「僕、今琉愛の家の近くに居るんですよ。

ちょっとだけ出て来て貰えないですか？」



「え……っ、」



い、今から？！



思いがけない花木君の言葉に、軽くテンパり。



………だけど。



「やっぱ突然だし無理、ですか」



「行く！！今すぐ行くし！」



「え？……大丈夫ですか？」



「全っっ然、大丈夫！」



「ふふっ。

じゃぁ、角の小さい公園で待ってます」



「直ぐ行くね！」