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陽だまりの仮面 -嘘-

第11章 手に届くのに・・・・

突然の電話に、突然の誘いでビックリしたけれど

それが嬉しくないわけがない。

嬉し過ぎて顔がニヤけてしまうくらい

無駄にはしゃいでしまうくらい嬉しいわけで。

そんな誘いを断るわけない。



寧ろ。


今は花木君に逢いたくて仕方がなかったんだもん。

逢って、もう1度花木君の顔を見たかったんだもん。


無性に、逢いたくて逢いたくて仕方がなかったんだもん。


だから、行かないわけがない。



あたしは急いで鏡を見て軽くボサついてた髪を整え



「お?琉愛どこ行…「悠希には関係ない!!!」


リビングからひょっこり顔を出した悠希に目も向けず



「おい!どこ行くんだ!?」


「コンビニへアイス買いに!!」




あたしは煩い悠希に嘘を吐いて

花木君の待つ公園へ全力で掛け向かった。




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