テキストサイズ

陽だまりの仮面 -嘘-

第12章 思いもよらない結末

「どうです?それなら良いでしょ?」


って。


あたしの事を想ってそんな提案してくれる花木君の優しさが凄く伝わって、


あたしの心は一気に温かくなる。



「明日は、今日以上にデートを楽しみましょう」



ね?ってニコリと笑う花木君が、本当に本当に堪らなく好きで。


本当に本当に、大好きで。


こうして、さりげない優しさを見せてくれる花木君が本当に本当に。

本当に本当に大好きで。




「琉愛……?」



交わる花木君との視線。


眼鏡の奥のあたしの表情は小さくだけど映ってて。

その表情はどことなく、何か決意露わな表情で。







―――――あ……。








ここからは、何故だか分からないけれど思考と行動が何だか別々。


あたしの言動を、あたしが冷静に見てるっていう感じ?


ストーリーメニュー

TOPTOPへ