
陽だまりの仮面 -嘘-
第12章 思いもよらない結末
「…………好き」
思わず零れた言葉。
だけど、しっかり花木君の視線を捕えたまま、零した言葉。
それをどこか冷静に見てる、あたしの心。
頭と心が別人みたいだ…。
―――だけど、
1度零してしまった言葉は
もう、止まらない。
「好き」
「ん?」
「あたし……
ずっと好きだった…」
「………。」
「小学生の頃から、ずっと花木君の事が―――――
――――ッ?‼」
ほんの少し驚いたような顔の花木君の瞳を逃がす事なく真っ直ぐ見つめるあたしの…
突然の事で、一瞬理解出来なかった、現状。
“それ”が理解出来るまでに少し時間が掛かった。
心無しか震える声で花木君へと投げてた言葉を遮るかのように
あたしの唇を塞ぐ
花木君の、唇。
何が何だか分からず、咄嗟に花木君から体を離そうと両手で花木君の肩を押してみるけれど
グッと力を入れ抱き締められ
更に力強く押し当てられる唇に
あたしは、完全フリーズ。
彼の腕の中で、唇に花木君の温もりを感じる。
思わず零れた言葉。
だけど、しっかり花木君の視線を捕えたまま、零した言葉。
それをどこか冷静に見てる、あたしの心。
頭と心が別人みたいだ…。
―――だけど、
1度零してしまった言葉は
もう、止まらない。
「好き」
「ん?」
「あたし……
ずっと好きだった…」
「………。」
「小学生の頃から、ずっと花木君の事が―――――
――――ッ?‼」
ほんの少し驚いたような顔の花木君の瞳を逃がす事なく真っ直ぐ見つめるあたしの…
突然の事で、一瞬理解出来なかった、現状。
“それ”が理解出来るまでに少し時間が掛かった。
心無しか震える声で花木君へと投げてた言葉を遮るかのように
あたしの唇を塞ぐ
花木君の、唇。
何が何だか分からず、咄嗟に花木君から体を離そうと両手で花木君の肩を押してみるけれど
グッと力を入れ抱き締められ
更に力強く押し当てられる唇に
あたしは、完全フリーズ。
彼の腕の中で、唇に花木君の温もりを感じる。
