
陽だまりの仮面 -嘘-
第15章 流れる心 2
今日も、大きな図書室の窓には温かな陽射しが舞い込んでいて
あたしと橘の席にも、ポカポカとした陽だまりが。
暖かい陽を背中に浴びる形のあたし。
本来なら寝てしまいそうになるくらい、良い環境なのだけれど
「………あ、の…」
「ん~?」
「話って…?」
机に肩肘付いて身体を斜めにあたしの方を見ながら気の抜けた返事をする橘のせいで
睡魔さえも襲って来ない、この状況。
てか、足長いアピールなのかなんなのか分かんないけど
あんたが組んでる右足!!!
あたしの足にちょこちょこ充てるの止めてくんない?!!
って、喉まで出掛った言葉をグッと呑み込み
「話って何かな?」
ニコリと笑いながら、ゆっくり橘の足が触れないように、体制移動。
あたしと橘の席にも、ポカポカとした陽だまりが。
暖かい陽を背中に浴びる形のあたし。
本来なら寝てしまいそうになるくらい、良い環境なのだけれど
「………あ、の…」
「ん~?」
「話って…?」
机に肩肘付いて身体を斜めにあたしの方を見ながら気の抜けた返事をする橘のせいで
睡魔さえも襲って来ない、この状況。
てか、足長いアピールなのかなんなのか分かんないけど
あんたが組んでる右足!!!
あたしの足にちょこちょこ充てるの止めてくんない?!!
って、喉まで出掛った言葉をグッと呑み込み
「話って何かな?」
ニコリと笑いながら、ゆっくり橘の足が触れないように、体制移動。
