
陽だまりの仮面 -嘘-
第15章 流れる心 2
あたしの頬に軽く触れ
「それって……
感動の涙?」
なんて。
橘はバカな発言をし、ふわりと優しく首を傾げ微笑し
親指でそっとあたしの頬を伝う涙を拭う
橘の極上にバカな発言だけど、極上に優しい声色で言うから
「あ~~~~!
そんな泣かないでよ」
自分でも何故なのか分からないけれど…
何で涙が溢れるのかも分からないんだけれど
止めどなく涙が溢れる。
そんなあたしの顔をさっきはクスッと余裕気に笑ってた橘の表情も、眉を下げ、少し困った風な顔つきに変化。
“ったく……”
なんて呆れたように呟き
「泣くなよ」
言葉と同時にあたしの両肩を掴み、グッと自分の胸へと引き寄せ
ギュッ。
「俺は泣かさないから。
俺があんたを守ってやるから。
だから、俺と始めようよ」
今までにない、力強い声で言い
少しだけ身体を離し、またまた、あたしと視線を絡ませ
「好きだ」
囁くように甘く
だけれど、あたしの心にきちんと伝うくらい強く
橘はあたしに真っ直ぐ、想いをぶつけて来た。
「それって……
感動の涙?」
なんて。
橘はバカな発言をし、ふわりと優しく首を傾げ微笑し
親指でそっとあたしの頬を伝う涙を拭う
橘の極上にバカな発言だけど、極上に優しい声色で言うから
「あ~~~~!
そんな泣かないでよ」
自分でも何故なのか分からないけれど…
何で涙が溢れるのかも分からないんだけれど
止めどなく涙が溢れる。
そんなあたしの顔をさっきはクスッと余裕気に笑ってた橘の表情も、眉を下げ、少し困った風な顔つきに変化。
“ったく……”
なんて呆れたように呟き
「泣くなよ」
言葉と同時にあたしの両肩を掴み、グッと自分の胸へと引き寄せ
ギュッ。
「俺は泣かさないから。
俺があんたを守ってやるから。
だから、俺と始めようよ」
今までにない、力強い声で言い
少しだけ身体を離し、またまた、あたしと視線を絡ませ
「好きだ」
囁くように甘く
だけれど、あたしの心にきちんと伝うくらい強く
橘はあたしに真っ直ぐ、想いをぶつけて来た。
