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陽だまりの仮面 -嘘-

第3章 美女とメガネ

下足場まで1~2メートル離れた後ろを歩いてたからか



『琉愛~また明日ぁー♪』

『バイバーイ!また明日ねー♪』



友人達や、取り巻きのアホ共のうちのどれかと擦れ違っても何も疑われる事はなかったのだけれど


その時、別に花木君も何らかのアクションを起こす事もなかったし…。



だけど。




『――――えっ?!』


『早く乗ってください』


『えっ……いや、ちょっと…っ!』


『いいから早く。』


『……後ろ…に?』


『牧村さん、前で漕いでくれるんですか?無理でしょう?』




…………。



…………。





えぇぇええええ?!!



ムリムリムリムリッッ!!


ぜ――ったい、ムリッ!!!




『ほら、早く』




ハードル高過ぎますからぁぁああ!!!








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