
陽だまりの仮面 -嘘-
第4章 恋人ごっこ2日目
―――――学校に着くと。
“牧村さん…遂に彼氏が出来たらしいよー!”
“エーッ!!誰?!!”
“それがぁ……”
コソコソとあたしと花木君の噂話で持ち切り。
………時たま思う。
コソコソ話って、わざと相手に聴こえるように話してるんじゃないだろうか
って。
そう思えるくらい、コソコソ小声で話す声って無駄に耳につくのは
あたしの気のせいだろうか。
至る所で擦れ違う度にコソコソ聴こえてくる声を耳にすると、気のせいではないなと思えてくる。
皆、遠巻きにコソコソ話で真相を確かめようとはしなかったけれど、
そうじゃない奴等が、数名。
「琉愛ちゃん!!彼氏が出来たってほんと?!」
「まままま牧村さんっ!!ちょっとお話が……」
「琉愛さん、噂って嘘ですよね?!」
あたしの隣りを歩いてる花木君の姿が見えなかったのか何なのか。
彼を押し退けてあたしの周りで円陣組んで怒涛のように質問攻めを始める
鬱陶しい、取り巻き共。
“牧村さん…遂に彼氏が出来たらしいよー!”
“エーッ!!誰?!!”
“それがぁ……”
コソコソとあたしと花木君の噂話で持ち切り。
………時たま思う。
コソコソ話って、わざと相手に聴こえるように話してるんじゃないだろうか
って。
そう思えるくらい、コソコソ小声で話す声って無駄に耳につくのは
あたしの気のせいだろうか。
至る所で擦れ違う度にコソコソ聴こえてくる声を耳にすると、気のせいではないなと思えてくる。
皆、遠巻きにコソコソ話で真相を確かめようとはしなかったけれど、
そうじゃない奴等が、数名。
「琉愛ちゃん!!彼氏が出来たってほんと?!」
「まままま牧村さんっ!!ちょっとお話が……」
「琉愛さん、噂って嘘ですよね?!」
あたしの隣りを歩いてる花木君の姿が見えなかったのか何なのか。
彼を押し退けてあたしの周りで円陣組んで怒涛のように質問攻めを始める
鬱陶しい、取り巻き共。
