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陽だまりの仮面 -嘘-

第4章 恋人ごっこ2日目

どいつもこいつも興奮状態で、中には



「○▲×◆※~~~ッッ!!」



何言ってんのかさっぱり分からない奴も居たりして。


そんな奴等の輪の中心で




「あ、あのね?みんなちょっと1人づつ聞くから……」



苦笑しながら詰め寄る彼らを宥めようとしたけれど、



「「「どういう事!?!?」」」


聞く耳持たず。


ったく。

聞きたいのか聞きたくないのかどっちだっつの。


ギャーギャー煩い取り巻き共を黙らせようともう1度言葉を向けようとした時



「ちょっとごめん」



その輪を割って花木君が入って来た。



「今、お前に構ってらんねーから」

「どけよ!!」


「琉愛ちゃん!!?」



などと花木君にガヤつく奴等に向かって花木君は、木山に向けた言葉と同じ言葉を一言。




「僕の“彼女”を気安く“琉愛ちゃん”と呼ぶのは

誰ですか?」



「「「はっ!?」」」





―――――嗚呼……。




あたし………。



まだ、今日始まったばかりなのに、もう既に何度目だろう…。



胸キュン。





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