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陽だまりの仮面 -嘘-

第4章 恋人ごっこ2日目

いつもと変わらない、退屈な授業。


――――てな感じには全然行かなくて



チラチラ飛んでくる視線。

コソコソひたすら聞こえてくる小声。



あー全く授業に集中出来やしないっっ!!


チラッと隣りの席に視線を送れば



…………。


……まぁ……。



見る前から分かってた事だけどね。



花木君は周りの視線なんて気にしないもんね。

周りのコソコソ話なんて一切気にしないもんね。


全く何も気にしてない風な彼を見てると




……さ、授業受けよ。




あたしまで周りの視線も小声も自然と気にならなくなった。



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