
陽だまりの仮面 -嘘-
第4章 恋人ごっこ2日目
「琉愛!お昼食べよッ♪」
お昼休憩。
いつものように砂羽と一緒に屋上へ。
午前中の騒動をとても聞きたがってたし、あたしもゆっくり話が出来なかったから昼休憩にでも砂羽に話そうと思ってた。
――――――が!
「うんッ!行…「お待たせしました。」
へ!?
お待たせしました?
今日、ずっと花木君の声=僕の彼女~
だっただけに“お待たせしました”の言葉がヤケに新鮮に聞こえる。
……なんて思ってる場合じゃなくて。
「えっと……今、誰に?」
あたしは別に花木君を待ってないし…。
あたしと彼の周りをキョロキョロと見渡してみるけれど
これといって、誰も居ない。
自分に指差しながら問うあたしに、花木君は
「牧村さんに決まってます。
では、行きましょうか」
あたしの方を見る事もなく、机の上を片しながら席から立ち上がる。
お昼休憩。
いつものように砂羽と一緒に屋上へ。
午前中の騒動をとても聞きたがってたし、あたしもゆっくり話が出来なかったから昼休憩にでも砂羽に話そうと思ってた。
――――――が!
「うんッ!行…「お待たせしました。」
へ!?
お待たせしました?
今日、ずっと花木君の声=僕の彼女~
だっただけに“お待たせしました”の言葉がヤケに新鮮に聞こえる。
……なんて思ってる場合じゃなくて。
「えっと……今、誰に?」
あたしは別に花木君を待ってないし…。
あたしと彼の周りをキョロキョロと見渡してみるけれど
これといって、誰も居ない。
自分に指差しながら問うあたしに、花木君は
「牧村さんに決まってます。
では、行きましょうか」
あたしの方を見る事もなく、机の上を片しながら席から立ち上がる。
