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陽だまりの仮面 -嘘-

第4章 恋人ごっこ2日目

え?


ええ?



「あ、あの……」


「何ですか?」



自分の座ってた椅子を机の中に入れ、やっとあたしと目を合わせた花木君。


ガッツリの無表情なんだけれど

いつも本ばかり見てる花木君と目が合うなんて、今までのあたしにはほぼ奇跡に近い事で。


こんな時にしてる場合じゃないんだろうけれど


思わず、キュンとしてしまった

あたし。


黒縁メガネが日本1似合うんじゃないかって思うくらいに似合ってる花木君。


花木君のために黒縁メガネは作られたのかな?


嗚呼……素敵過ぎるよ、花木君ッッ。




「……牧村さん?」



ハッ‼‼


あまりのカッコ良さに見とれてしまった。






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