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ある晴れた日のこと。

第2章 トーストの夢。



『じゃ俺描こっか?』



温かみのある陽の言葉が思い出される。

結局あのまま描いてもらったのだ。


くりくりとした丸い大きな目。

大きくカーブした口。

ピンク色のグラデーションの付いた頬。

わたしよりも断然上手かった。

お手本と言えるくらいかわいくて、ずっと見ていても飽きないくらい笑顔だった。


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