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ある晴れた日のこと。

第2章 トーストの夢。



こんなに全速力で走ったのなんて、中学の体育でやった持久走以来だ。

わたしは体育がニガテで持久走も学年で遅い方だった。

そのためすぐに息が切れてしまう。

こんなことなら中学のうちに持久走を克服しておくんだった…っ

なんて後悔しながらいつもの通学路を駆け抜ける。


視界が悪い曲がり角。

走りながら車の音がないことを確認し、曲がらずに直進する。


ドンッッッっっ


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