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Sincerely

第3章 夢見る少女が消えた日。前編

ああ。
その時がきたんだ。

与えられた熱に急かされるように、わたしは身体を開く。
少しの間があって、ヒロヤの大きくて硬いモノが静かにわたしの中に入ってきた。


さすがに入った直後はとても痛かった。
例えれば生皮をはがれる感じだろうか。


「力…抜いてっ」
ヒロヤの声にも、若干余裕がなくなってる気がした。
「い…た……」
「ちょっとだけ、我慢…して、くれる?」
「ふ……」
痛みで涙があふれる。
泣きたいわけじゃないのに。
でも、彼に見えるようにわたしは肯いた。

ゆっくりゆっくりヒロヤが入ってきて、わたしの中は彼でいっぱいになった。

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