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Sincerely

第5章 迷走Mind

ヒロヤに連れて行かれたのは、ハンバーガーショップ。でも、チェーン店ではないカジュアルな感じのお店。
店内に腰かけて、ヒロヤのお任せでオーダーしてもらったハンバーガーを食べる。
ふと太ももに手の感触を感じて、向かい合わせに座るヒロヤを軽く睨んだり。

まるで普通の恋人同士みたい…だな。

そんな事を思った自分に思わず照れてしまう。
きっと、わたしはヒロヤとこういう風に振る舞う事に憧れていたのかもしれない。


食後、オレンジジュースを口にしていたら、ヒロヤに手を握られた。
指の一本一本を優しくマッサージするように触られる。
まるで愛撫されるように───

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