Sincerely
第7章 8月の長い夜
すごく久しぶりにマサヨシの温もりに、香りに包まれて。
でも、これまでこんなに攻める彼じゃなかった事に違和感を極限まで感じて。
そこで初めて、彼の変貌の理由に気づいた───!
…ビールの、香り。
そういえば以前、お酒は飲めるけどあまり強くないと言ってた。
まさか、お酒の力を借りて───?
「マサヨシさ…んっ、待って、どう、し……てっ?」
もがくけど、そんなに大柄じゃないマサヨシの、しかも酔ってそれほど力も入らないはずの身体を押し戻す事すらできない。
逆にむしゃぶりつかれたまま椅子から引きずり下ろされ、そのまま床に押し倒された。
「ユミコ…もう、俺、待てない。
高校出るの、待ちたかった、けど…」
少しアルコールの匂いのする息も荒い。
でも、その後彼の唇から続いた言葉にわたしは。
何も───できなくなってしまった。
「卑怯、って知ってる。
お酒の力…借りて、ユミコを物、にするって。
でも、それでも…」
でも、これまでこんなに攻める彼じゃなかった事に違和感を極限まで感じて。
そこで初めて、彼の変貌の理由に気づいた───!
…ビールの、香り。
そういえば以前、お酒は飲めるけどあまり強くないと言ってた。
まさか、お酒の力を借りて───?
「マサヨシさ…んっ、待って、どう、し……てっ?」
もがくけど、そんなに大柄じゃないマサヨシの、しかも酔ってそれほど力も入らないはずの身体を押し戻す事すらできない。
逆にむしゃぶりつかれたまま椅子から引きずり下ろされ、そのまま床に押し倒された。
「ユミコ…もう、俺、待てない。
高校出るの、待ちたかった、けど…」
少しアルコールの匂いのする息も荒い。
でも、その後彼の唇から続いた言葉にわたしは。
何も───できなくなってしまった。
「卑怯、って知ってる。
お酒の力…借りて、ユミコを物、にするって。
でも、それでも…」