テキストサイズ

Sincerely

第7章 8月の長い夜

「あ…あっ、ユミコっ」
色気を感じさせる声で喘ぐマサヨシ。
彼の熱の塊も、更に熱と硬さを増していく。

彼が気持ちよくなってくれている事に幸せを感じながら、先端を口に含んで舌を這わせる。
「ユミ…コっ、俺っ…もうっ…」
さっきより更に切羽詰まった彼の喘ぎ声。
その直後、わたしの口の中に彼の熱がほとばしった───!


初めて、男の人に…シたけど、
まさかこんなにいっぱい出てくるなんて。
驚くわたしの唇の端から乳白色のドロっとした液体が滴り、太腿の上に点々と落ちた。
「ユミコ…大丈夫?」
わたしの頭をなでながら覗き込むマサヨシ。
返事をせず微笑むと、わたしはこぼれた彼の熱をすくって飲みこんだ。


エッチな子だと思われたかな。

でも、こうしたかった。

彼がわたしを求めてくれたように、
わたしも彼を求めている事を、

身体全てで伝えたかったから───

ストーリーメニュー

TOPTOPへ