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BL短編

第2章 固執系彼氏

「このー!」
脇や脇腹を擽ってやると更にヒナは笑いが止まらなくなる。
「あっ!ひ、やめ、ゆう!ギブギブギブ!」

素直に俺が手を止めれば、ヒナが背を伸ばしてキスをしてきた。
俺はそれを受け入れ深いものにしながら、シャワーの蛇口を捻る。

「ん、ふ、ぁっ...ん...ゆ、う...」
潤んだ目で俺を見上げるヒナは凄く可愛い。ボディタオルでヒナの体を洗いながら、俺は口付けを辞めない。
ヒナが動くと洗った部分の体の泡がシャワーで流される。
俺はそこを啄むようにキスをする。

「んっ、あっ...ゆうー...」
「ん?」
足を洗っていると陽大が俺を呼ぶ。顔を上げると、ヒナは顔を手で隠していた。
「すきー...」

「顔見せて。」
「あ、っやだ!」
ヒナは抵抗する。だから、ヒナの股をなぞるように触れて、手を舐めて虐めてみる。

「ヒナ、見せて。」
「んっ、んん~...!」

強情なヒナの無防備な耳を舌で愛撫してみる。わざとらしく大きな音を立てて。
ようやく観念したように手を退けたヒナは首まで真っ赤で、俺は堪らずヒナの唇を奪った。


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