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BL短編

第4章 レンズの向こう

菓子が我慢出来ない子供のように、俺と眼鏡を交互に見た後、片側だけ柄を開き、耳にかかる側の先端を、

大好物とでも言うように、口に含んだ。

「今日は銀縁なんだねえ。」
とかなんとか言いながら、眺めたり舐めたり光の反射を見たりしている。

そのうち目がトロンとし始めると、キッチンの壁に背を任せ座り込み、ちんこを外気に晒してオナニーし始めた。
柄とちんこを一緒に握りシゴいたり、尿道を柄の先でグリグリと刺激したり。

「ん、はあ...きもちー」
「あっ、あんっは、やばー!」

後は30~40分煮込む、という段階まで好きなようにさせてから、樹のほうに向き直って、樹の眼鏡を奪った。

「あっ、ちょっと!俺眼鏡ないと何も見えないんだよ!?」
「返してやるから俺の眼鏡返せ。」

樹の色んな体液でベタベタな眼鏡を、どうせ風呂入るんだし、という理由でそのままかけて、
樹の耳に眼鏡をかけてやる。
その流れで蕩け顔の樹にキス....

ガチガチャ
眼鏡同士がぶつかり、キスできない。
仕方なく眼鏡をはずし、口に加え、セックスするには邪魔な長い髪をヘアゴムで後ろに束ねた。

「今のすっごいセクシー!300枚連写したいくらい良かった...!」
「それはどうも。」

眼鏡をたたんで握り締めたまま、樹の唇を奪い歯列をなぞり、下を絡め、樹の唇を気が済むまで味わった。

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