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BL短編

第5章 罠に掛かるは甲か乙か

「あっ、あっ、あっああんっ」
山下に気持ちいい場所をガンガンと突き上げられ、もう気持ちいい事以外わからないほどで。
長いちんこが俺の良い所を速く動いても、ゆっくり動いても、長く快感を与えられて。感じすぎていた。

「あっ、あっ、あきらぁっ、あっ」
いつの間にか、山下の挿入に合わせて、俺のちんこから精液のような先走りのような液体がピュッピュッと放出される。

その液が、ちんこを出しているだけで、スーツを着たままの山下に降りかかっていた。何度も何度も貫かれ、その度山下のスーツにシミが増えていく。

「康介!康介!」
俺の舌を奪うように絡めながら、山下が呟き、俺のちんこを同時にシゴき始める。
「あっ、あっ、あー、あーっ!」
与えられる気持ち良さにもう、俺はただ快感を感じるだけの人形になり果てた。




気づいて起きあがれば、部屋には日が入ってきていた。

心配そうに世話している山下と目が合い、昨夜のことを思い出す。途中で記憶が途切れていて、どうして今ここに寝ているのか思い出せない。

「康介!ああ良かった...それからごめん。」

腰が痛い。肛門も痛い。

「なにを謝りたいのかわからないんだけど?」





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