嘘をついた。
第3章 ファーストキス
よ「あやか!!!」
あの人の声。
振り返るとようへいが走って大雨の中こっちに向かってきた。
よ「大丈夫?」
あ「・・・」
よ「だいたい話は聞いたけどさ、あいつも悪気なかったと思うよ?」
なんでゆうたの事かばうんだろ。
私が好きなら、ゆうたとキスしたって聞いて嫌な気持ちとかにならなかったの?
あ「・・・ごめん。」
泣きながら言った。
精一杯の謝り。
ごめんなさい。
よ「あやかが謝るなよ。てか泣くなよ。」
あ「・・・うん。」
ようへいはずぶ濡れになりながらも、自分のカバンを傘代わりに私を雨から守ってくれたよね。
ありがとう。
駅まで一緒に行き
よ「このあと一緒にいたいけど、先輩と約束しちゃってるんだよね。だから本当ごめんだけど、1人で帰れる?」
あ「うん、大丈夫。ありがとう。」
よ「気をつけて帰れよ?連絡するからさ」
そう言って私の頭を優しく撫でてようへいは行ってしまった。
やっぱり私はこの人しかいない。
この人が大好きだ。
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