嘘をついた。
第1章 出会い
発表会当時。
控え室がやけに狭く、この日は全部のコースが同じ控え室だった。
カニ歩き状態で控え室の中を移動するくらい狭くて、そんな状態の中ボーイズクラスの登場。
私のコースはボーイズクラスの人達を通すために立ち止まっていた。
次々と目の前を数センチの距離で通っていくから恥ずかしくて下を見ていたら、
誰かが通った時に小指を差し出してきた。
すぐに誰だかわかった。
ようへいだ。
小指を上下に揺らしてきた。
あ!約束!
とっさに私はその小指に自分の小指を絡ませて、指切りげんまんをした。
一瞬の出来事。
あんなに狭くて人がたくさんいるのにまるで2人の空間が一瞬出来たみたいで嬉しかった。
2人の約束。
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