テキストサイズ

白姫と炎帝の恋

第4章 愛しい少女



しかし、それもすぐにはっきりした。

玉艶が、三代皇帝となった父と、婚儀を挙げたからだ。

ああ、このために前皇帝や、白雄や白蓮は殺されたのだと。





裏切り者は、優しい玉艶なのだと。

優しい母親の仮面をそのままに、彼女はその手で3人を殺したのだと。

気づいた。

そして、それに気づいていたのは自分だけではなかった。

前皇帝亡き後、自分の義弟となった少年、練 白龍。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ