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あさちゃん

第12章 夕立

あさみ「ゴメンね。染み…付いちゃった」

シーツに付着した鮮血の痕を見たあさみが、優に謝罪した。

優「いや、良いよ。気にしないで。なんとかするからw」

優の優しさを改めて噛み締めたあさみは、優に抱きつき、

あさみ「やっと…やっと一つになったね」

その言葉を聞いた優は、

優「あさちゃん…大好きっ」

そう言って、あさみを強く抱き締めた。



初夏の蒸し暑さと雨、そして互いの熱を帯びたセックスによる汗で、二人の肌はベタベタだった。

取り敢えずあさみにTシャツとジャージを貸し、優は風呂を沸かしに部屋を出た。

すると、タイミングが良かったのか悪かったのか、あずさと美里の二人がニヤニヤしながら立っていた。

優は驚いてビクッとなったが、平然を装い話した。

優「な…ね、姉ちゃん達帰ってたの?」

優の声にびっくりしたあさみも、痛い股間を我慢しながら、部屋から顔を出す。

あさみ「お…お邪魔してます」

あさみが申し訳なさそうに話すと、

あずさ「あらー、あさちゃん。いらっしゃい」

美里「おひさねぇ〜」

あさみに振り撒く、いつもの笑顔になっていた。

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