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あさちゃん

第14章 夏祭り(前編)

窓側に座ったあさみを隠す様な感じで、通路側に優が座る。
周りの人間は、あさみがその下に何も着けていないことを知らない。

異様な状況の中、あさみは窓の外の景色を眺めていた。それを優は、

優『あさちゃんって、本当に大胆だよなぁ…』

と、何気なく思いながら、あさみの横顔を見ていた。そしてその視線を、優が気になるスカートに落とした時だった。

優『!!』

優は思わず目が釘付けになり、目を大きく見開いた。

あさみは自然な感じで外を見ている横顔とは対照的に、その下半身はスカートをたくしあげ、秘部を大股で全開にしていた。

優「ち…ちょっと、あさちゃん!?」

周りに聴こえるか聴こえないか、微妙な声量の声を出す優。慌ててスカートを下げ、彼女の秘部を隠す。

すると、あさみが優の方に目線を移し、ニヤリとだけ笑う。悪魔の様な妖しい笑みに、優はゾクッとした。



何事も無かったかの様に、バスを降りるあさみ。そして、その後を追うように降りる優。

あさみ「ちょっとビックリした?w」

イタズラをした子供の様に、意地悪な笑みで優に抱き付くあさみ。

優「あ、あんまりしちゃダメだよ…」

優は困った表情で、あさみに返す。

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