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あさちゃん

第14章 夏祭り(前編)

優達が自分の世界に浸っていると、スクリーンが暗くなり、エンドロールが流れ始めた。

慌てて衣服を直し、周りの目を憚るように優達は映画館を出た。

映画館から離れたところまで来ると、

あさみ「あー、ビックリしたwww」

と、笑いながらあさみが話す。

優「あさちゃんヤバかったよ。あのままだと、完全にバレてた」

あさみ「そうだね。ちょっぴり感じちゃったし…またやりたいね?w」

優「いや〜…さすがに…」

あさみ「優くんも興奮してたクセに〜w」

優「否定はしないけど…大胆過ぎるよ…」

あさみの手のひらの上で踊らされている優。この時、完全に主従関係が出来上がっていた。

あさみ「ねぇ、優くん…あたし、さっきから濡れっぱなしなんだ〜」

優「え…」

あさみ「興奮が止まらないの…ねぇ、しよ?」

あさみの懇願に敵うハズもなく、優はそれを了承する。

しかし、街中でセックスするワケにはいかない。ラブホに行く金もない。

優「どうしよう…落ち着いて出来るところ無いし…」

優が困っていると、あさみは

あさみ「あたしに任せて。ちょっとしたところ…知ってるんだ」

そう言うと、優の手を引き、歩き出した。

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