あさちゃん
第16章 夏祭り(後編)
玲於奈「こんにちは…と言うよりも、はじめまして」
美人の玲於奈にニッコリとされるのに悪い気はしない優。
優「は、はじめまして」
玲於奈「あなた…山口優クンでしょ?」
優「え?何で俺の名前を知ってるんですか?」
玲於奈「あ…やっぱりそうなんだ。お姉さん…誰だか分かるかな?」
優「え?…っと…」
優『誰だ?こんな美人知らんぞ…姉ちゃん達の友達か?』
優がそう考えていると、
玲於奈「今日はキミに一つ…忠告に来たんだ〜」
優「?…何かありましたっけ?」
思い当たるフシがない優は、玲於奈に返す。すると玲於奈はすかさず例のプリクラを取り出し、
玲於奈「良いのかなぁ?中学生が保護者同伴とはいえ…夜のゲーセンで遊んでるなんて…」
優「あ…いや、それは…」
玲於奈「確か…キミんトコの中学校って、こういうの厳しいんじゃなかったっけ?w」
玲於奈の一言に優は凍りついた。
今でこそ中学生がゲーセンで遊ぶことなど、どこにでもある行為なのだが、この当時の優達の中学校では校則で禁止されていた。
田舎の中学校特有のもので、実際に通報された同級生は保護者呼び出しを受け、その中学校を卒業するまでの間に毎日のその日一日の行動レポートなるものを提出させられるという、非常に面倒くさい罰があった。
美人の玲於奈にニッコリとされるのに悪い気はしない優。
優「は、はじめまして」
玲於奈「あなた…山口優クンでしょ?」
優「え?何で俺の名前を知ってるんですか?」
玲於奈「あ…やっぱりそうなんだ。お姉さん…誰だか分かるかな?」
優「え?…っと…」
優『誰だ?こんな美人知らんぞ…姉ちゃん達の友達か?』
優がそう考えていると、
玲於奈「今日はキミに一つ…忠告に来たんだ〜」
優「?…何かありましたっけ?」
思い当たるフシがない優は、玲於奈に返す。すると玲於奈はすかさず例のプリクラを取り出し、
玲於奈「良いのかなぁ?中学生が保護者同伴とはいえ…夜のゲーセンで遊んでるなんて…」
優「あ…いや、それは…」
玲於奈「確か…キミんトコの中学校って、こういうの厳しいんじゃなかったっけ?w」
玲於奈の一言に優は凍りついた。
今でこそ中学生がゲーセンで遊ぶことなど、どこにでもある行為なのだが、この当時の優達の中学校では校則で禁止されていた。
田舎の中学校特有のもので、実際に通報された同級生は保護者呼び出しを受け、その中学校を卒業するまでの間に毎日のその日一日の行動レポートなるものを提出させられるという、非常に面倒くさい罰があった。