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あさちゃん

第17章 条件

その日、あずさはいつもより早く帰宅した。短期で入ったバイト先の事情だったが、『ラッキーw』と浮かれ気分で帰宅した。

だが、玄関に入ると、その気分も一変する。

優の靴と並んで、見慣れない靴があった。

変な感じを受けたあずさはリビングで喉を潤すと、忍び足で二階に上がった。すると、階段の途中から、聞き慣れない女性の喘ぎ声が聴こえてきた。

あずさ『?…何なの?』

あずさは更に息を潜め、階段を上がっていった。

二階に着くと、その声は優の部屋から聴こえてくる。優の部屋の前まで来て、耳をすますと、

玲於奈「イイね〜。優クンさぁ…童貞クンなのに、いいおちんぽしてるじゃん!お…お姉さん…ハマっちゃうかもw」

聞き覚えのある声がした。自分とはウマが合わない、あの秋本玲於奈だった。

しかし『なぜ優と?』という疑問があったが、すぐにその直後の言葉で何かしらの意味を汲み取った。

玲於奈「す…優…っクンさぁ…あ…あたしの…あたし専用の…おちんぽになりなよw…そしたら、あ…あのプリクラもっ…言わないからさぁ…」

あずさ『プリクラ?…あぁ、あさちゃんと撮ったアレか…』

あずさは取り敢えずその場を離れ、玄関に向かい、玲於奈の靴を自分の部屋に隠した。そして『道具』を持って、再び優の部屋の前まで来た。

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