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あさちゃん

第18章 宴(うたげ)

優のはからいで玲於奈を含めた五人は、共に夕食をとることになった。

あずさと玲於奈は相変わらずの感じだったが、美里と香織が優に同調し、さっきまでとは変わって、和やかな雰囲気で食事を済ませた。

食事が終わると、リビングのソファーでゆったりとTVを見て、優以外の四人はくつろいでいた。

明日は土曜で、中高生組はお休み。大学生組も、夏休みの最後の二週間。皆が休みモードで、少し浮かれていた。

優は出前ピザの後片付けの後、風呂の準備をして、なるべくあずさ達の手を煩わせない様に気を遣っていた。



風呂の焚きあがりアラームがなったところで、

優「あ、お風呂出来たみたいだから、お先に誰かどうぞ〜」

と言う。あずさと美里は、香織に勧める。しかし香織は、

香織「いやいやいやいや…泊まる気満々で来たけど、そればっかりは、おたくら家族の誰かが入らないと…」

と言って遠慮する。ならばと優は玲於奈に勧めるが、

玲於奈「いや…これはあたしは…入れて貰えるとしても、最後に…」

と、これまた遠慮する。じゃあ…とばかりにあずさと美里に勧めるが、

あずさ「ゆーちゃんが入って良いんじゃない?」

美里「そうよ。ゆーが先に入りなさいよ」

と、優に勧めてくる。

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