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あさちゃん

第4章 本音

優「普通、そう考えるでしょ?ね?大橋さんも、そう思うよね?」

優に話を振られたあさみは、顔を赤らめながら

あさみ「…うん。でも、優くんがいいって言ってくれるなら…エッチなことも…」

優は完全に孤立していた。

あずさ「ゆーちゃんだって、女の子に興味ないって訳じゃないでしょ。エロ本あるくらいなんだから」

美里「アンタ、普通こんなことないのよ?こんな可愛い娘が告ってくれるだけでも、ありがたいのよ?」

優「分かってるから、余計に困るんだよ…大橋さんにイヤな思いさせたくないし。かと言って、どうしたら喜んでくれるかも分からないし…」

優が言い訳ばかりしていると…

あさみ「あたし…優くんが好きって言ってくれるなら、何だってする。エッチなことがいいの?それとも、映画行ったり、買い物行ったりしたい?お金なら大丈夫。お母さんに言ったら、何とかなるから」

美里「アンタ、女の子になんてこと言わせてんのよ!あさちゃん、そんなん(お金のこと)しなくていいから。ね?」

あずさ「あさちゃんがここまで言ってるのに…はぁ〜…ほとほと参るわ」

好きな男の為なのか、必死なあさみ。弟のいくじなさに呆れて嘆く、あずさと美里。

優はどうしていいか分からず、ただ狼狽えていた。

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