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あさちゃん

第6章 疑心暗鬼

美里の顔面騎乗と『マンガ』という単語に、優はハッとなった。

当時は連載が終了していた、『乱丸XXX』というマンガがあった。週刊少年チャンピオンで連載していた学園モノのマンガなのだが、著者の乾はるか氏の女性の描写がセクシーだったり、少年誌の範疇では収まりきれないお色気シーンがあったり…優の中では連載が終わった後も、何かとお世話になったマンガだった。

しかも優は単行本を全巻揃え、今でも読み返すほどのマンガだった。勿論、そのマンガで顔面騎乗なるものを知った。

優「うぐっ…ぶっっっ…んー!んー!」

美里のエロい股間と、今日買ってきたばかりのけしからん下着が、優の鼻と口を塞いでいた。美里は自分でもその状況を確かめる為なのか、スカートを捲り上げる。

優の苦し気な表情と、ガチガチに勃起した下半身を見て、美里は膝を立てて、顔面騎乗を解いた。

美里「どお〜かなぁ〜?アンタの好きなマンガにあったこと…実際にやってあげたんだけど?」

美里は優を見下しながら、質問する。Sっ気のある冷たい目線と、普段は体験できないエロい行為をしてあげたという男を惑わす感じの目の表情が入り交じっていた。

その状況に、優は、今まで経験したことのないほどの興奮を覚えた。

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